東鮓 共和店

旨辛ユッケダレをまとった、極上ネタ

　ツヤッツヤのネタの中に、プルンと輝く卵の黄身。そっと箸を入れると、とろーりねっとりからんで、もうたまりません！
　自家製の旨辛ユッケダレで和えたネタとまろやかな黄身、そしてシャリとのハーモニー。「海鮮ユッケ丼」は自然と箸が進む逸品。一つひとつの仕事が丁寧だからこそ、この味とおいしさが叶います。「マグロの赤身を中心に、白身魚やサーモンなど、その日仕入れた旬の素材をそろえます」。教えてくれたのは店主の横井さん。
　旬のもの、地のもの、定番のネタなど「ちゃんといいおすしを味わいたい」。そんな時に間違いないのが東鮓。新鮮な魚を仕入れ、日々変わる天候や素材の状態を見極め、仕込む。さらに、素材の味を受け止めるおいしいシャリで握ります。


旨いすしの秘密は、シャリにあり

　「なんでこんなにおいしいんだろ？」そんな疑問が湧いてくる東鮓の握り。その秘密はシャリにあるようで…。
　「どんなにいい素材でも、シャリが旨くなければダメなんです」。大将からの教えを体現する二代目の横井さんは、シャリのために労を惜しみません。お米は五ツ星お米マイスターが厳選した３種の銘柄米を、東鮓仕様に絶妙ブレンド。研ぎ方、水加減、炊き上げにも細心の注意を払いつつ、秘伝のすし酢を手早くまんべんなく合わせます。そして、握る直前に切られたネタと共に丁寧に握れば、口の中でほろりと崩れる極上のすしが完成するのです。
　創業52年。名古屋出身の大将が大府市の共和駅近くに店を構えて半世紀以上。地元の方々に支え愛されてきた歴史を肌で感じる横井さんだからこそ、地域への愛着もひとしお。貢献度も高く、共和のまちになくてはならないお店です。