cafe MORRIS（カフェ モーリス）

庭を見渡す個室、お貸しします

　焙煎の香り漂う店内で、思い思いに過ごす人々。選び抜かれたコーヒーを味わったり、おしゃべりに興じたり、窓からのイングリッシュガーデンを見やったり。そこにはゆったりした時間が流れます。
　そんなカフェモーリスの庭の奥にできたのが、レンタルスペース「はなれ」。文字通り完全個室空間で、講座や教室、会議やワークスペース、個展など使い方は自由自在。ラジオの収録をしたいとの問い合わせもあるのだとか。もちろん、メニューのオーダーも可能なので「子連れだと他のお客様の迷惑になりそうで…」なんてママのお茶会にもピッタリです。
　「実は、コツコツ私が作りました」。店主の加古さんが、通常のカフェ営業や牛乳配達の合間に構想を練り、実作業に取り掛かったのはコロナ休業中のことでした。


隠れ家空間で、コーヒーとくつろぎを存分に

　「アンティークの家具や照明、壁紙はウイリアムモリスなど、こだわりを少しずつ形にしました」。抜群のセンスで出来あがったのは、定員３～５人程度のこじんまりした落ち着く空間。実はモーリスには、他にもレンタルスペースとして店内奥の小部屋や、ギャザリング（寄せ植え）などが行えるガレージがあり、「はなれ」は３つ目。より自由度が高くくつろげる場所ができました。
　モーリスと言えば、クオリティの高いコーヒーに定評がありますが、カフェを始めるにあたって加古さんが選んだのは「ピーベリー豆」。実はこれ、樹の先端部分になりやすい豆で、その収穫量は全体のわずか５％程しか穫れない希少品。栄養分がぎゅっと凝縮しており、フラット豆に比べて味が濃いのが特徴です。さらに、焙煎方法は風味や旨味を逃がさない直火。豆の鮮度にも着目し、こだわり抜いたコーヒーは、とびきりの幸せをもたらします。