染と呉服 とみたや

選ぶのも楽しい！ 似合いの一着を

　「和服は日本の伝統。一生の思い出に残る節目の日には、やはり着物がいいですよ」。熱い想いでそう語る冨田さん。今回の逸品は、小学校卒業式を想定した袴のレンタルサービス。大府市や名古屋市の小学校では袴の着用OK。でも「どこで頼めばいいのかな？着付けやヘアメイクはどうするの？」そんな疑問で一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。
　とみたやは、長年大府で築き上げてきた老舗の看板を守りつつ、お客様に喜ばれるサービスを提供する呉服店。そのため、着物は正絹で色柄も豊富。老舗反物屋とつながりがあるからこそのラインナップです。また、卒業式当日は友達同士のグループで着付けやヘアメイクを行い、その場で無料の写真撮影のサービスも。「一度ご利用いただくと、ご家族や成人式など贔屓にしてくれますね」。あでやかな晴れ姿にきっと満足するはずです。


伝統を守るために、試行錯誤と挑戦の日々

　１９７４年創業のとみたやは、店主である冨田さんの日本の伝統を愛する心、さらにはアイデアとバイタリティで大府と名古屋市緑区にも店舗を持つ呉服店。時代の流れの中で、生き残りが厳しい業界にも関わらず、先手先手で様々なことにチャレンジし、お客様の心をつかんできました。
　「着物と記念撮影は切っても切れない関係。だからこそ、どう撮るか、どこで撮るかにもこだわります」。カメラマンは冨田さんご本人。光の具合や美しく撮る方法を独学で研究し、撮影歴28年。その腕前は、誰もが知る大手メーカー・富士フィルムのお墨付きです。さらに、いつでも撮影できるようにと店舗敷地内に重厚な門や庭を整備。４～５月ともなれば、一面ピンク色の花を咲かせるツツジが圧巻です。プロ顔負けの手入れやアイデアで着物の魅力を引き出す冨田さんは、これからも着物の美を提案し続けます。